ドラクマ / 銀貨(AR Drachm)
王:アレタス4世(Aretas IV Philopatris, 在位 BC 9–AD 40)
王妃:シャキラト(Shaqilat)
発行:ナバテア王国、ペトラ造幣所(Petra Mint)
発行年:紀元前9年〜紀元40年頃
重量:3.84 g
サイズ:14 mm
ダイ軸:―
表銘文
ΑΡΕΤΑC ΦΙΛΟΠΑΤΡΙC(「祖国を愛するアレタス王」)
図像(表)
月桂冠を戴いたアレタス4世の右向き肖像。
やや粗い造りながらも、写実的な表現で王の権威を強調している。
→ アレタス4世はナバテア王国の最盛期を築いた統治者であり、ナバテアの商業都市ペトラを中東随一の交易拠点へと発展させた。
裏銘文
シャキラト(ΣΑΚΕΙΛΑΤまたは変形表記)の名を含むギリシア語銘文
図像(裏)
アレタス4世と王妃シャキラトの並立胸像(正面向きまたは対面)。
→ 王と王妃の共同統治を象徴する図像で、ナバテア独自の王権観を反映している。
ギリシア的肖像様式と東方的な正面観が融合しており、この時代特有の地域的文化シンクレティズムを示す。
歴史的背景
アレタス4世は「フィロパトリス(祖国愛の王)」と称された名君で、ローマ帝国との微妙な外交関係を保ちながら、紅海からダマスコスへ至る香料貿易を掌握した。
彼の治世下、ナバテア王国は文化・経済ともに絶頂期を迎え、ペトラの壮麗な岩窟建築群もこの時代に整備された。
この銀貨は、ローマと東方の狭間で独自の繁栄を築いたナバテア王国の王権と文化の成熟を伝える貴重な証である。
文献番号
Meshorer 108; HGC 10, 674; CN Nabataea 29(類例)
分類
Nabataean Kingdom, Aretas IV with Shaqilat, AR Drachm, Petra Mint, c. 9 BC – AD 40
※コインのみになります。
写真のコレクションボックス等は付属しません。
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